今回のコラムも前回に続き、お客様からのご相談の例を挙げさせていただきます。
“板材の加工検討、どのような加工法が妥当であるか”
数量は?
新規品・転注品?
イニシャルコストはどうする!? などなど、
加工法選定に悩む機会に遭遇することがあります。
製作数量が多ければ、
プレス加工を選定し、金型を製作して、プレス設備にて量産性の高い仕様を設定します。
しかし金型費用、製作LOT等の制限が生じます。 ですが部品単価は安く済みます。
逆に少量の場合、
板金加工にてイニシャルコストを掛けずに製作する事が可能となります。
形状や寸法により、若干の治工具費は掛かる場合もございますが、金型費用を省くことができます。
しかしその反面、金型を用いた加工とは異なる外観になります。
板金加工は、
切断をシャーリングやレーザー、曲げはベンダーマシン、タップはボール盤等、その工法に見合った設備にて加工を進めます。 工程の分、部品単価に反映されます。
なら、金型でワンパンチで抜いた方が早いんじゃない!?
そして、安く済むんじゃない!?
しかし金型の場合、製作LOTは補償できるのか?
金型費用の予算はあるのか?
金型を製作するLT1ヶ月~2ヶ月待てるのか?
少し極端ですが、、、板金加工なら早ければ数日で完成します。
納期も大事ですが、コストのバランスも非常に重要ですので、悩んでしまいます。
商社はお客様のニーズに合ったモノやサービスを提供するのが仕事。
このような堂々巡りになる場合でも、
弊社へ依頼いただければ部品仕様に見合ったご提案や、最善の取組みについてご協力させていただきます。
先日のミニコラム後にも、お客様よりお困りの検討案を頂戴しました。
お客様の求める回答に見合っていればベストですが、現状の検討案件を進めるための選択肢を提案することができました!
あるサプライヤー様からも板金加工であれば御見積の選択枠に参加させていただきたい、との非常に有難いお声かけも頂戴しました。
当社のネットワークは少しづつですが日々広がっていっております!
皆様にとって〝困った時の新日本工業〟になれるよう努力していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!!