
みなさま、日頃より弊社HPへ訪問いただきありがとうございます。
今回のミニコラムは、営業部 藤本 が対応させていただきます。
突然ですが、最近は「トランプ関税」 が話題ですが「関税」ってどんなイメージがありますか?
我々新日本工業は海外のお客様へ製品を輸出しているので、結構影響が大きいんですよね。
実は関税って私たちの生活やお財布に直結するめちゃくちゃ重要な話なんです!
3/12 米国が鉄鋼・アルミニウム関連の輸入品に追加25%の関税を課すことを発表し、同日にEU・カナダが米国への報復関税を実施されました。
この「トランプ関税」 って、
要するに、「アメリカに輸入される外国商品にもっと税金(関税)をかけよう!」と決めた政策のこと。
日本への影響は?弊社への影響は? めっちゃ関係あるんです!

「アメリカ国内の話なのに、日本に影響あるの?」と思いますよね? でも、めっちゃ関係あるんです!
例えば、日本の自動車産業。
弊社は、自動車をはじめとした各種産業に向けて部品の販売を行う部品商社をやっており、アメリカへも多くの部品を輸出させていただいております。
日本はたくさんの車をアメリカに輸出していますが、
もしアメリカが「日本車に高い関税をかけるぞ!」と言ったら、
✔ 日本の車がアメリカで高くなり売れにくくなる
✔ 自動車メーカーの業績悪化 → 工場の稼働率低下 → 注文が減る
✔ 日本の経済全体にも悪影響!
という流れになってしまいます。
また、日本はエネルギーや食料の多くを輸入に頼っている国なので、世界的に関税合戦が起こると、
その影響を受け日本の輸入コストが上がる可能性もあります!
ただでさえ最近の物価上昇はヤバいのに、ガソリンや食品が値上がりしたら、仕事のみならず私生活にも大打撃間違いなしです。
トランプ関税で世界経済は大きく変動する

兎にも角にも、私たちが関税反対を願っても、トランプ大統領の発言や政策1つで株式市場は大きく動いてしまいます。
じゃあ、どうすればいいのか?日本にとっての最適解は、「アメリカ市場に依存しすぎないこと」かもと思います。
少し調べてみますと、関税の影響を受けにくい国もあるようです。
東南アジア諸国(ベトナム、インドネシア、マレーシアなど)は、関税が上がると企業が新たな生産拠点を探すため、製造業の移転先として東南アジアが有利に。
オーストラリア、ブラジルなどの資源国は、
一部の資源(大豆、鉄鉱石など)が新たな輸出先を探すことになり、ブラジル産大豆やオーストラリアの鉄鉱石が恩恵を受ける。
インドなど国内市場が大きく、自給自足が進んでいる国は、
輸入依存度が低く、内需主導型の経済のため影響が小さいと予想されております。
さいごに、

今、日本の製造業はすごく難しい立ち位置にいるなって日頃思います。
価格で勝負しようとすると、「安い中国製品」に負けます。
じゃあ、技術力で勝負しようとすると、「AIやハイテク産業が超強いアメリカ」に勝てるのか?という話になります。例えば、AppleやTeslaなんて、技術革新でも世界をリードしている企業ですからね。
「アメリカ市場に依存しすぎないこと」
いま市場で、世界で何が求められているのか、どんな技術が必要なのか、お客様へ提案できるベストは何かを常に考え、自社サービスの付加価値を伸ばしていくことが最も大切なんだと思います。
どんな状況であれ、お力になれることがあると思いますので、
何かお困りのことがあれば是非 新日本工業にお声かけください!!