みなさま、日頃より弊社HPへ訪問いただきありがとうございます♪
梅雨の季節となり、神奈川県もジメジメしてきました。
我々金属加工部品を扱う会社にとっては非常に嫌な時期で雨と湿気を気にしながら錆と戦う日々です。
いつも以上に部品保管には気をつけないといけないので気疲れする季節です。

梅雨の季節

私事になりますが、先日サンドウィッチマンが所属するグレープカンパニーのお笑いライブへ行ってきました。 久々に大笑いさせてもらい仕事の疲れも忘れるほど楽しませてもらいました。
テレビで観るのとは違った芸人さんの声量やツッコミの音、お客さんたちの生の笑い声など臨場感が半端なく、いい刺激をもらうことができました。

金属加工部品の錆対策も、人間の心も、定期的に油を差して潤いを保つことが必要ですね。
また実際に現場へ足を運んで自分で感じとるということも大事だなと。

末冶金メーカーの工場見学に行ってきました

さて、今回のコラムは切削加工の話ではなく、教育訓練の一環として弊社で定期的におこなっている工場見学の内容をご紹介させていただきます。
技術的な知識や財務的な知識などを身につけるために毎年実施しております。

今回は現場に足を運ぶということで、技術的な知識を身につけるために営業部と品証部を中心に粉末冶金メーカーの工場見学に行ってきました。

皆さんは焼結ってご存知ですか?

金属粉末が使われる?

我々も加工法のひとつとは知っていましたが、胸を張って説明できるほどの知識はないのが現状です。

●焼結加工とは、
簡単な説明にはなりますが、粉末状にした材料をプレスして固めて、金属粒子を熱で結合させ強度を与える工法です。  粉末冶金とも言われています。
自動車のみならず皆様をとりまく生活環境の部品に多く使用されております。
ギア形状も多く駆動する機構部品には欠かせないパーツとなっております。

●近年注目されているMIM成型も、
射出成形と粉末冶金を絡めた加工にMIMというものがあります。  
MIMとは Metal Injection Molding の頭文字であり、樹脂の射出成型と粉末冶金の技術を掛け合わせた工法です。
形状は小型形状が得意であり、複雑な3次元形状でも成型可能です。
より精度の高いものや、複雑形状のものに適しています。

自動車部品や電化製品部品など意外と身近にあるものが、この焼結で作られています。

工場見学を終えて、、、
見学させてもらった工場は非常に綺麗で自動化も進んでおり素晴らしい施設でした。
焼結前と焼結後の物の硬さなども体感することができたり、品質管理面も細かな部分まで行き届き、
各担当者様の説明も丁寧でわかりやすく身になる貴重な1日を過ごすことができました。

事情があり、このコラムでは詳細な説明ができないのが心苦しいですが、営業部員ほぼ全員参加し勉強してきましたので、気になる方は各営業担当者へ問合せてみてください。

この工場見学をどう活かすかは我々営業部員の仕事です。
どのように皆様に焼結という加工法をご提案できるかを各営業部員が考えていると思いますので今後に期待をしておいてください。

現在、弊社内で取り扱う部品は数百種類ございますが、焼結やMIMで加工した部品はありません。
今回学んだ技術や工法をお客様へいかに提案できるか、またVA・VEのきっかけを作れるか、
ムダを省き価値を見出せる提案ができるか、改めて考える良い機会となりました。

今は違う加工法で製作しているけど焼結でできないかな? という話も大歓迎です。

まだまだ知識不足なところはありますが、当社の強みとしては協力メーカー様との連携です。
焼結メーカーの担当者様と同行しての説明なども可能ですのでご検討をお願いします。

我々は常に勉強をしてお客様の部品調達にとって微力ながら何がベストなのかを考えております。
合言葉は「とりあえず新日本工業」

何かお困りのものがあれば検討させてください。