城南自動機株式会社様のご紹介
サプライヤーさんをほぼ1日中探していました
ー本日はお時間ありがとうございます。早速ですが、城南自動機様がどのような事業をされているのか、かんたんにご説明いただけますでしょうか。
弊社は食品や化粧品、医薬品に使われる小袋(パッケージング)を生産する機械の製作をしている会社です。
身近なものでは、美容液のサンプルに使われる小袋、カップラーメンに入っている粉末や液体スープの袋などがありますね。
機械の設計、開発、製作、販売までを行っており、お客様のご希望に合わせてオーダーメイドで対応できることが特徴です。
ー新日本工業にはサプライヤーさんの選定から部品加工、納品までをお任せいただいておりますが、我々とお付き合いが始まる前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか。
もともと機械部品は内製でつくっていたのですが、組織改編により、製作の人数を絞って外注さんメインで進めようということになったんです。
当時、部品調達を担当していた課長がおりまして、課長と付き合いのあった業者さんとやり取りをしていたのですが、費用が高くなってしまっており…。課長が定年で退任するタイミングでコストダウンを進めようということになって、代わりのサプライヤーさんを探していました。
我々の求める条件に合ったサプライヤーさん探しは難航しており、加えて業界の高齢化が進み、急に「廃業しました」「できる職人さんが抜けてしまったので、対応個数が少なくなりました」といったことも日常茶飯事でした。
そんなタイミングで、ちょうど新日本工業さんの北村部長が飛び込みで来られて、お話を伺ったという経緯があります。ちょうど8年前くらいのことですかね。
ーサプライヤーさんの体制が整っていなかったときは、選定にどれくらい時間をかけていたのでしょうか。
合いそうなところに片っ端から問い合わせをして、ほぼ1日中探していましたね。週の半分くらい選定に四苦八苦していたこともありました。
会長のツテで身近な工業会経由での打診もできるのですが、
「ホームページには載っているが、実は作れない」
「値段が合わない」
「作れるというのでお任せしたが、精度が悪い(図面通り作ってこない)」
「関西など場所が遠く、サポート体制が不安」
などの点で折り合わないことが多かったですね。
良くも悪くも「図面通り」進める業者さんがほとんどの中、新日本工業さんは弊社にとってベストな提案をいただける
ー結果的に新日本工業とお付き合いが始まりましたが、依頼する決め手となったのはどんなところでしょうか。
費用感が合っていること、近場なので何かあったときにすぐにサポートに来ていただけるところは大前提としてあります。
もう1つ、大きな点を挙げるとすると納期ですね。本当に、北村部長には毎回無理を言って申し訳ないのですが、それでも他社さんの3分の2くらいの納期で対応いただいたり…滅多にないのですが、今日頼んで明日持ってきていただくなんてこともありました。
新日本工業さんは加工に関するあらゆるサプライヤーさんとのコネクションがあるので、お任せしておけばニーズに合うところを見つけていただけるところも助かっています。
ーもし新日本工業のようなところが見つけられなければ、どうなっていたのでしょうか。
代わりのサプライヤーさんを必死で見つけるか、社内のメンバーが休日出勤や残業をするしかなかったと思います。
社内のメンバーも今では依頼をしている各工程にそこまで詳しいわけではないので、品質面でも不安が残っていた可能性もありますね。
ー実際にプロジェクトをご一緒したときは、どのような対応でしたか。
弊社が依頼する包装機は、加工方法が特殊なものがよくあり、前提として把握しておいていただきたい注意事項がいくつもあります。
他社さんに頼んでいたときは、毎回その注意事項を説明しなければならなかったり、注意事項を忘れられていたりなど、コミュニケーションが煩雑になってしまうことがよくありました。
その点、新日本工業さんは一度聞いたら要件を繰り返さなくても期待通りのものを持ってきてくれる。
今では、図面を渡して「これでお願いします」と言えば図面通りのものが出てくるので、細かいことを伝えずに済んで助かっていますし、新しい図面が出てきたときも、すぐに膝を突き合わせて相談できるのは心強いです。
仕入れコストは2割くらい下がり、納品リードタイムはものによって半分になりました
ープロジェクト開始前にはそこまで気にしていなかったが、取り組みを始めていい意味で驚いたことはありましたか?
1つは、図面を渡されたら良くも悪くも「図面通り」進める業者さんがほとんどの中、新日本工業さんは弊社にとってベストな提案をいただけることです。
例えば、この図面の精度は100分の1でなくて10分の1で十分だとか、この部分をこうすればゴールは変えずにコストカットができるとか…。
「加工方法」「仕上がり面」「穴の精度」など、多角的な要素から本当に必要なご提案をいただける。
我々のような業種は本当に繊細で、機械部品の穴が少し大きめに出てきてしまっただけで、機械そのものがガタガタになってしまうんです。
そういったところにも配慮し、ほぼほぼ期待通りに仕上げていただき、万が一ズレが出てしまっても修正・作り直しの対応スピードが早い。
遠い場所にあるとどうしても1週間2週間はかかってしまいますし、ここが近場にあることのメリットかと思っています。
営業の対応としては120点…満点ですね(笑)結果的に、今では弊社の調達はほとんど新日本工業さんからになっています。
ー実際に新日本工業と取り組まれて、定量・定性でそれぞれこんな成果が上がったというところがあれば、お教えいただけますでしょうか。
まず、定量で言うと仕入れコストは2割くらい下がりました。
また、納品リードタイムが短くなりました。ものによっては半分になっているものもありますね。
我々は海外に納品するケースも多いので、輸送の日程も考慮して納期を決める必要があります。ですので、納期が短くなることで段取りが楽になりました。
定性で言うと部品のできが良くなったという印象です。我々が扱っている製品は食品や化粧品など、口に入れたり肌に触れる包装ですから、見た目やどんな機械で作っているかには気を遣う必要があるんです。
もし自分の口に入れるものを包んでいるパッケージが汚い機械で作られていたら、おかしな形になっていたら…お客様の印象は良くないですよね。
そのあたり、新日本工業さんは加工の工程も仕上がりの品質も良いものを仕上げていただけるので、内製で進めるよりも安心しています(笑)
新しい機械設計が出てきたときは、まず新日本工業さんにお願いしていますね。
サプライヤーさんの対応を安心して任せられるパートナーができたので、社内にいる人間が他のことに注力できるようになったところも大きいです。
ー今後、新日本工業に期待していることはありますか。
我々の提供している機械は本当に一品一様なので、引き続き技術指導をいただきつつ、良いものを提供するためのご助力をいただきたいと考えております。
具体的な業務レベルで言うと、ゴムがいまネックになっているので、ゴムについて相談したいですね。
サプライヤーさんの高齢化・廃業に困っているところは、ぜひご連絡を!
ー最後に、「こんな会社と新日本工業は合いそう」「こんな課題を抱えている会社には紹介したい」というところがあればお願いいたします。
サプライヤーさんの高齢化に困っているところですかね。廃業しそうとか、廃業していなくても技術承継ができておらず、品質のばらつきが起こっている場合はぜひ検討してみてください。
新日本工業さんの持つあらゆるコネクションを生かし、ぴったりのご提案をいただけるかと思います。
ーありがとうございました。今後とも良いお付き合いができるよう、尽力いたします。
サプライヤー選定時の柔軟な対応を評価され、上記のようなお言葉をいただきました。
もし同じような課題を抱えていらっしゃる会社様がございましたら、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。